ディンプルキーのメリット・デメリット 鍵屋は作成できる?

鍵屋に鍵交換を依頼すると、さまざまな種類がある鍵の中から選ぶことができます。選べる鍵の中に「ディンプルキー」というものがあります。名前を聞いたことがあっても、どのようなものなのかはわからない方もいるのではないでしょうか。ここでは、ディンプルキーとはどのような鍵七日、どのようなメリットがあるのか紹介をします。

ディンプルキーとは

ディンプルキーとは、鍵の表面に大きさの異なる凹凸がつけられている形状のものです。古いタイプの物件では、ディスクシリンダー錠という鍵が使用されていることが多くあります。ディスクシリンダー錠はギザギザした鍵山が特徴的な鍵です。この鍵はピッキングされやすいので、現在ではあまり使用されることはなく、ディンプルキーなどが採用されることが多いです。2000年ごろにピッキング被害が増加し、その後にディンプルキーが急速に普及するようになりました。複製することが難しいといわれていますが、鍵屋によっては複製が可能です。

ディンプルキーのメリット

ディンプルキーはピッキングに時間がかかる鍵で、ピッキングには10分以上かかるといわれています。防犯性が高い鍵といえるでしょう。複製にも時間がかかります。ディンプルキーのくぼみの深さは繊細で、これを再現するために高度な技術が必要です。そのため、犯罪目的で複製されることが少ないといえます。鍵を開けるためには、鍵穴の中にある筒のくぼみの高さと鍵の形が一致しなければなりません。ディンプルキーのくぼみは複雑なので、ピッキングされにくく、複製も難しいのです。防犯性の高さから現在採用されることが多い鍵のタイプです。

ディンプルキーのデメリット

ディンプルキーは複製が難しいとはいえ、鍵屋によっては複製することができます。しかし、専用の機器を必要とするため鍵の複製費用はディスクシリンダー錠など従来のものに比べると高い傾向があります。また、鍵の複製に時間もかかります。鍵の作製には専用の機器が必要なので、鍵屋によっては複製することができません。街には数多くの鍵屋が存在していますが、すべての鍵屋がディンプルキーを作製できるわけではないのです。古い賃貸物件だとディスクシリンダー錠を使用していることがあり、防犯性を高めるためにディンプルキーへの交換を考えることもあるでしょう。しかし、賃貸物件の場合は大家さんや管理会社に鍵の交換許可を取る必要があります。

まとめ

ディンプルキーとは凸凹がある鍵のことで、複製しにくく、ピッキングにあいにくい特徴があります。高い防犯性が期待できる鍵といえるでしょう。しかし、鍵屋によっては複製することができず、合鍵を作るのに費用がかかるといった特徴もあります。こういった特徴があるため、現在採用されることが多い鍵の方となっています。